100均

【充電器】ダイソーの500円3.4A充電器(USB2ポート)は使える?

ダイソー500円2ポート3.4A充電器

ダイソー製300円2.4A充電器(ACアダプター/USB2ポート)が販売されて、そのコスパが注目されましたが、さらにその上のスペックで「500円3.4A充電器」(ACアダプター/USB2ポート)も販売されています。

関連記事-アシックス-グリップ抜群ジャパンL-生産(製造)終了関連記事:【充電器】ダイソーの300円“USB2ポート”2A急速充電器は使える?

合計で「最大3.4Aまで2ポート同時に充電可能」というのが公称。ダイソー製500円商品としてそのコスパはどれほどのものか考察してみました。

コスパ良好なダイソー製500円3.4A充電器(USB2ポート)

300円2.4A充電器の後継機500円3.4Aは、2.4A出力のポートが新設されています(2.4Aポート+1.0Aポート)。後継機は“タブレットとスマホが同時に充電できる”という点が売り。このパフォーマンスが確かなものか、実機でチェックしました。

ACアダプターの仕様は前機種からバージョンアップ

ダイソー500円2ポート3.4A充電器

ACアダプターの側面には以下の記載があります。

Input:AC100-240V
50-60Hz 0.5A
Output:5V=3.4A
テラ・インターナショナル(株)

仕様は2.4Aの前機種からバージョンアップしています。「INPUT(入力)が電圧100~240v 周波数50/60hz 電流0.5Aの範囲であれば、5Vで最大3.4Aの電流をOUTPUT(出力)する」という表記。

テラ・インターナショナル(株)は2.4A充電器(1ポート)からの供給企業です。

ダイソー500円2ポート3.4A充電器

参考まで、裏面には「2.4Aポートと1.0Aポート」の記載があります。

サイズ的には、前機種とほぼ同じ「幅28mm×高さ45mm×奥行45mm」です。前機種同様に角が丸みを帯び、コンセント部分が折りたたみ式なので、コンパクトに感じます。

USB2ポート使用時のパフォーマンスは──

ダイソー500円2ポート3.4A充電器

本製品はUSB2ポートで最大出力3.4Aのパフォーマンスです。

前機種から公称1.0A分の仕様向上ですが、はたして2ポート使用時のパフォーマンスは確かなのか。

実際に端末を充電した実測値として、USB1ポート使用時と2ポート使用時のパフォーマンスは以下の結果でした。“XperiaXZ”60%程度充電時の所要時間で比較。供給電流はテスターを使って実測しています。

ダイソー500円2ポート3.4A充電器

(1)USB1ポート使用時

充電量:約60%

充電時間:約70分

供給電流:1.4~1.6A

使用端末:2.4Aポート:XperiaXZ(2900mAh)

ダイソー500円2ポート3.4A充電器

(2)USB2ポート使用時

充電量:約60%

充電時間:約80分

供給電流:2.4Aポート/1.4~1.6A、1.0Aポート/1.2~1.3A

使用端末:2.4Aポート:XperiaXZ(2900mAh)、1.0Aポート:WX05(3200mAh)

1ポート使用時は前機種(ラティーノ社製)より5~10分程度時間を要していますが、ほぼ同性能です。2.4Aのポートにテスターを差し込みましたが、実測で1.5A程度。

注目は2ポート使用時の充電能力ですが、80分という充電時間は1ポート使用時の70分と大差ありません。前機種(2.4A)が2ポート使用時に100分かかっていることと比較しても仕様向上は間違いなさそうです。テスターの数値も2ポート使用時に供給電流が1.4~16Aあり、1ポート使用時と変わらず電流が供給されています(1.0Aポートは1.2~1.3A)。

300円2.4A充電器も相応のコスパでしたが、500円3.4Aを購入したほうが、より満足感は高いのではないでしょうか。

written by 空リュウ

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【充電器】ダイソーの300円“USB2ポート”2A急速充電器は使える?

ダイソー300円2ポート2A急速充電器

ダイソーで「300円2.4A急速充電器」(ACアダプター)が販売されて話題になりましたが、その後“USB2ポート”タイプの2.4A急速充電器(300円)も販売されています。

関連記事-アシックス-グリップ抜群ジャパンL-生産(製造)終了関連記事:【充電器】ダイソーの2A急速充電器(300円)は使える?

スマホと同時にモバイルバッテリーを充電するなど、2ポートのほうが便利なのは当然のこと。そのコスパはどれほどのものか検証してみました。

必要十分なダイソー製“USB2ポート”2.4A急速充電器(300円)

1ポートタイプの2.4A急速充電器(300円)も相応のコスパを維持していましたが、後継機種の2ポートタイプになってパフォーマンスは変わったのか、気になる部分をチェックしました。

ACアダプターの仕様は前機種(USB1ポート)と同じ

ダイソー300円2ポート2A急速充電器

まず、ACアダプターの側面には以下の記載があります。

Input:AC100-240V
50-60Hz 0.3A
Output:5V=2.4A
株式会社ラティーノ

これはUSB1ポートタイプの前機種と同じで「INPUT(入力)が電圧100~240v 周波数50/60hz 電流0.3Aの範囲であれば、5Vで最大2.4Aの電流をOUTPUT(出力)する」というもの。

大きな違いとしては製造元。前機種がテラ・インターナショナル(株)だったのに対し、後継機種は(株)ラティーノとなっています。理由は不明ですが、パッケージも前機種とは異なり、ダイソーのロゴはなくオリジナルです。OEM流れか処分品の類なのか。いずれにしても商品さえ確かなら問題ではありません。

ダイソー300円2ポート2A急速充電器

参考まで、裏面には「海外でも使用可能」と記載があります。100~240V対応なので変換プラグがあれば問題なさそうです。

サイズ的には、USB1ポートタイプの前機種とほぼ同じ「幅28mm×高さ45mm×奥行45mm」ですが、後継の本機種は角が丸みを帯びているので、より小さく見えます。

USB2ポート使用時のパフォーマンスは──

ダイソー300円2ポート2A急速充電器

本製品はUSB2ポートでMAX出力2.4Aのパフォーマンスです。

USB1ポートタイプの前機種とスペック(仕様)が同じですが、はたして2ポート使用時のパフォーマンスはどの程度なのか。

スペック的には、“前機種と同じ性能でUSBポートを1つ足しました(計2つにしました)”ということになりますが、結局は実測のパフォーマンスが重要です。

実際に端末を充電した実測値として、USB1ポート使用時と2ポート使用時のパフォーマンスは以下の結果でした。“XperiaXZ”60%程度充電時の所要時間で比較。供給電流はテスターを使って実測しています。

(1)USB1ポート使用時

ダイソー300円2ポート2A急速充電器

充電量:約60%

充電時間:約60~70分

供給電流:1.4~1.6A

使用端末:XperiaXZ(2900mAh)

(2)USB2ポート使用時

ダイソー300円2ポート2A急速充電器

充電量:約60%

充電時間:約100分

供給電流:1.1~1.3A

使用端末:XperiaXZ(2900mAh)、WX05(3200mAh)

単純計算で、2ポート使用時は1ポートで充電したときの約1.5倍の時間を要しています。逆にいうと、1ポートのみで充電したときは2ポート使用時より1.5倍速く充電することができます。

2ポート使用時は1/2程度に半減するのかと思いきや、実測で1.1~1.3Aなので、そこまでは落ちていません。端末によっても異なると思いますが、XperiaXZの場合、1ポート使用時の実測値が1.4~1.6Aの範囲であることを考慮すれば腑に落ちる結果です。

本製品(USB2ポートACアダプター)も相応の性能と考えらえるので、300円という価格を考えれば、十分“買い”のコスパを満たしていると思います。

written by 空リュウ

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【充電器】ダイソーの500円モバイルバッテリー(3,000mAh)は使える?

ダイソー-モバイルバッテリー-500円3000mAh

大容量モバイルバッテリーが主流となっているスマホ市場。ダイソーが一石を投じている500円「3,000mAhモバイルバッテリー」は、はたして使えるツールなのか。

500円という価格設定は魅力的ですが、その性能はどれほどのものなのか、XperiaXZ(2,900mAh)を使って検証してみました。

関連記事-アシックス-グリップ抜群ジャパンL-生産(製造)終了関連記事:【スマホ充電器】ダイソーの2A急速充電器(300円)は使える?

ダイソー製500円3,000mAhモバイルバッテリーの性能は

手頃な価格で売られているモバイルバッテリーは、Amazonや楽天などでもよく見かけます。一般的にリチウムイオン電池内蔵のモバイルバッテリーは、出力を「3.6(3.7)→5V」に昇圧する必要があるため、額面通りのパフォーマンス(充電可能容量)を発揮することはまずありません。おおむね60%程度の充電能力があれば合格とみなしたほうが良いでしょう。

ダイソー製500円モバイルバッテリーは3,000mAh/5V-1A/1ポート

ダイソー-モバイルバッテリー-500円3000mAh

パッケージを開けると、モバイルバッテリー本体のほか、MicroUSBケーブル(約12cm/Type-B)と取扱説明書が入っています。取説に記載されている内容は以下のとおり。

容量 3,000mAh
出力 5V1A / 入力 5V1A
保護回路設計(過電圧/過電流/過放電)
使用環境 -10℃~40℃
蓄電時間 約4時間

モバイルバッテリーのサイズは、実寸で69mm×117mm×9mm(約100g)という軽量モデル。キャッシュカードより二回りほど大きいサイズ感で、持ち運びには便利な印象です。

ただ、出力/入力共に5V1Aなので、急速充電には対応していません。また、Type-Cのスマホの場合、付属のMicroUSBケーブルでは充電できないので、別途Type-CのMicroUSBが必要です(またはType-Cのコネクタを接続するなど)。

4段階LEDランプで電池残量を表示

ダイソー-モバイルバッテリー-500円3000mAh

モバイルバッテリー本体のサイドにあるボタンを押すと、電池残量がLEDで表示されます。

残量表記は、4メモリ100%換算で、それぞれランプ1で0~25%、ランプ2で25~50%、ランプ3で50~75%、ランプ4で75~100%とのこと。

充電は、MicroUSBケーブルを接続して、サイドボタンを押すと開始になります。

個人的には、この4段階LEDランプは、500円モバイルバッテリーとしては良心的かつ十分な機能と感じます。

ダイソー製500円モバイルバッテリーの充電能力は約1,770mAh

ダイソー-モバイルバッテリー-500円3000mAh

以下は、ダイソー製500円モバイルバッテリーをフル充電し、電池残量5%になったXperiaXZ(2900mAh)を充電した結果です。

  • XperiaXZ電池残量5%から充電開始
  • XperiaXZ電池残量66%でモバイルバッテリーの全メモリ消灯
  • 約61%充電(約1,770mAh相当)
  • 充電時間 約90分

額面3,000mAhのモバイルバッテリーとしては、1,770mAhは約59%ですが、目安となる60%のパフォーマンスをクリアしていると考えても良いでしょう。

数値から判断すると、ダイソー製500円モバイルバッテリーは、緊急用として十分使える製品です。参考まで、1,770mAhは、iPhone5であればフル充電できる容量です。

また、軽量でスペースを取らないという点も、持ち歩きには不満を感じません。

放充電サイクル数(耐久性)には疑問符

フル充電後、使っていない期間が長くなると、放電されて充電残量が0になります。ダイソー製500円モバイルバッテリーはその傾向が顕著。数日放置していると、急激に放電されています。

また、繰り返し使用した体感としては、その耐久性にも疑問符がつきました。計10回もフル充電していませんが、ダイソー製500円モバイルバッテリーをフル充電後、残量が20%以下になったXperiaXZを充電しても前述の性能からは明らかに劣化。瞬く間にモバイルバッテリーの残量が0になり、その機能を果たしていません。

応急処置のツールとしては安価で使えますが、常用のツールとしてはサブ的に持っておくという使い方になりそうです。

written by 空リュウ

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【充電式電池】ダイソー充電池「ReVOLTES」を他社充電池と比較

100均充電式電池チャージャー-2017ダイソー

ダイソーで販売されている充電式ニッケル水素電池「ReVOLTES」(100円)。繰り返し使えるという点で経済的に感じる充電式電池が、100均で買えるということに思わず魅力を感じてしまいます。実際のところ、ダイソーの“充電池”は必要にして十分な性能を備え、コスパが良い商品なのか、他社製品と比較して考察してみました。

100均ダイソー充電池「ReVOLTES」を他社充電池と比較

知っているのと知らないのとでは、使い分けという点でも大きく違ってくるため、まずは電池の種別について確認してみます。

ふだんは聞きなれないワードですが、電池の種類には「一次電池」と「二次電池」があります。一次電池は使い切りタイプのものをいい、二次電池は充電して繰り返し使えるタイプを指します。

100均充電式電池チャージャー-2017ダイソー

古くから使われている使い切りのマンガン乾電池やアルカリ乾電池などは一次電池です。充電式の二次電池には、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池があります。

ダイソーの充電池ReVOLTESはニッケル水素電池ですが、分類すると以下のようになります。

1.一次電池(使い切り)

  • マンガン乾電池・・・1.5V。小電力で長時間使用向き。使い続けると電圧が下がるが、休ませると電圧は回復する。用途:置き時計、リモコンなど。
  • アルカリ乾電池・・・1.5V。大きな電力を必要とする機器向き。マンガン乾電池の2倍以上長く使える。用途:ポータブルDVD、デジカメなど。

2.二次電池(充電式)

  • ニカド(ニッケル・カドミウム)電池・・・1.2V。安定した電圧を供給し、500回程度の充電が可能。デメリットとして、放置による放電、継ぎ足し充電による充電容量の低下などがある。近年減少傾向。
  • ニッケル水素電池・・・1.2V。安定した電圧を供給。ニカド電池と同様のデメリットがあるものの、開発が進み欠点幅は縮小。ニカド電池の倍以上の充電容量がある。
  • リチウムイオン電池・・・3.6V。高い電圧を供給でき、500回以上の充電が可能。小型化、軽量化が進む。用途:ノートPC、携帯電話など。

ダイソー充電池「ReVOLTES」と他社充電池のコスパ比(単3形)

ダイソーの充電式ニッケル水素電池ReVOLTESのコスパはどれほどのものなのか、他社製品の充電池(単3形)と比較してみます。

まずはReVOLTESですが、単3形のパッケージには以下の表記があります。

電圧:1.2V
充電容量:1,300mAh
充電可能回数:約500回

同種の他社商品として、eneloop(Panasonic)、amazon basics(Amazon)、LADDA(IKEA)の単3形を比較検討してみます(1,000円超の大容量モデルは割愛)。

いずれの数値もメーカーが掲示している数値です(2017年12月現在)。価格は税込。

LADDA500:399円(4本)/ 500mAh / 約1,500回使用可能
ReVOLTES
:432円(4本)/ 1,300mAh / 約500回使用可能
LADDA2450:799円(4本)/ 2,450mAh / 約500回使用可能
amazon basics:884円(4本)/ 1,900mAh / 約1,000回使用可能
eneloop(スタンダード):982円(4本)/ 1,900mAh / 約2,100回使用可能

ReVOLTES以外は4本セットの価格のため、単価にすると以下になります。

  • 単価
    LADDA500:99.8円
    ReVOLTES:108円
    LADDA2450:199.8円
    amazon basics:221円
    eneloop:245.5円

コスト面では、1本単価が最も安いのはLADDA500の99.8円。次いでReVOLTESの108円です。単価だけ見ると、eneloop(スタンダード)の245.5円はややコスト高に感じるかもしれません。

次に、充電容量と使用可能回数についての対比です。ここでは単純な机上の計算として、「充電容量×使用可能回数」で強引に数値化してみます。必ずしも正確な数値ではないため、あくまで試算値(mAhはAhで試算)。

  • 1本あたりの生涯充電可能容量(仮称)
    eneloop
    :1.9Ah×2,100回=3,990Ah
    amazon basics:1.9Ah×1,000回=1,900Ah
    LADDA2450:2.45Ah×500回=1,225Ah
    LADDA500:0.5Ah×1,500回=750Ah
    ReVOLTES:1.3Ah×500回=650Ah

充電容量ではLADDA2450の2.45Ah(2,450mAh)が目を引き、使用可能回数で群を抜いているのがeneloop(スタンダード)の約2,100回です。次いでLADDA500の約1,500回ですが、充電容量が0.5Ah(500mAh)しかないので、これはマイナス査定の対象でしょうか。

コスパを対比するため、さらに強引に、上記数値を単価で割ってみます。

  • 1円あたりの生涯充電可能容量(仮称)
    eneloop
    :3,990Ah÷245.5円=16.3Ah
    amazon basics:1,900Ah÷221円=8.6Ah
    LADDA500:750Ah÷99.8円=7.5Ah
    LADDA2450:1,225Ah÷199.8円=6.1Ah
    ReVOLTES:650Ah÷108円=6.0Ah

もし仮にこの数値を鵜呑みにするならば、コスパが良いのはダントツでeneloop(スタンダード)ということになります。amazon basicsの約2倍の数値です。どこまでを誤差とみるかにもよりますが、eneloop(スタンダード)以外は費用対効果で大差がなく使えるということになるのでしょうか。とすれば、もっとも数値の低いダイソー充電池ReVOLTESも、4本432円という価格は、安価で手にしやすいとみてもいいのかもしれません。

ニッケル水素電池ReVOLTESの充電器は?

繰り返し使えて便利な充電池ですが、ダイソーでは、ニッケル水素電池ReVOLTESの充電器「Ni-MH専用充電器」も販売されています(100円)。

パッケージには以下の表記があります。

入力電源:AC100V 50/60HZ
出力:DC1.4V 135mA
外形寸法:約45×95×35mm
質量:約104g
使用温度範囲:0~40℃
目安充電時間:単3形 1300mA 約11.5時間、単4形 750mA 約6.5時間
使用可能回数:約500回

135mA出力なので、単3形 1300mAの容量をフル充電するには約11.5時間必要というのは妥当な数値。100円充電器に対して、これを長すぎるとみるか、そんなものだろうとみるかで評価は変わってくるでしょう。

注意点としては、充電開始時に赤いランプが点灯するものの、充電が完了しても消灯しないという仕様。過充電防止機能はありませんが、135mAという出力しかないため、おそらく11.5時間を超過しても早々に過充電になることはないでしょう。もし過充電が気になるのであれば、(過充電による)充電容量の低下防止も考慮して、11.5時間が経過する前に充電をやめても良いと思います。

written by 空リュウ

【充電器】ダイソーの2A急速充電器(300円)は使える?

昨今のスマホはスペックが飛躍的に向上し、内臓バッテリーも容量が大きくなっています。ただ、消費したバッテリーを補充する充電スピードには、不満を抱いている人も少なくないのではないでしょうか。

100円ショップ・ダイソーで販売されている300円モバイルバッテリーは有名ですが、常時使用する充電器(ACアダプター)の性能はどれほどのものなのか。コスパという観点からも、ダイソーの「300円急速充電器(ACアダプター)」と「100円急速充電USBケーブル」が使えるツールなのか検証してみました。

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ダイソーの急速充電器G208(300円)&USBケーブルは2.4A対応

100均スマホ急速充電器-2017ダイソー

家電量販店のスマホ充電器のコーナーでも“2A急速充電”という見出しはよく見かけます。つまり、そこにはユーザーが求めるニーズがあって、いまや購入にあたって必要不可欠な条件になっているのでしょう。

Quick Charge 2.0対応スマホや、大容量バッテリーのタブレットなどを充電することも視野に入れると、100均で販売される充電器も急速充電に対応せざるを得ない段階にきています。

急速充電ACアダプター(2A)の価格をみると、家電量販店では2,000円前後から、Amazonなどでは1,000円を切るものも販売されています。それらと比較しても、ダイソーで販売されている300円ACアダプター(2.4A)のコスト感は群を抜いています。

参考まで、ダイソー300円ACアダプターの側面には以下の記載があります。

300Charger
テラ・インターナショナル(株) G208
I/P AC100-240v 50/60hz 0.3A
O/P DC5.0V=2.4A
MADE IN CHINA

要するに、INPUT(入力)が電圧100~240v 周波数50/60hz 電流0.3Aの範囲であれば、5Vで最大2.4Aの電流をOUTPUT(出力)するというもの。

サイズ的には、幅28mm×高さ45mm×奥行45mmという箱はやや大きく感じますが、差込プラグが折りたたみ式になっているのが妥協点でしょうか。

ACアダプターとUSBケーブルは急速充電対応をセットで使用

100均スマホ急速充電器-2017ダイソー

2Aを超える急速充電器が流通するまでは、個人的にも当然ながら1AのACアダプター&USBケーブルを使っていました。

ひと昔前に100均で販売されていたACアダプターやUSBケーブルは、実測0.5A程度のものも多く出回っていて、これらの機器でフル充電させるには、かなりの時間を要していました。

急速充電のツールを購入する場合、注意しておかないといけないのは、ACアダプターが2.4A出力であっても、USBケーブルが1A対応であれば、能力的には1Aの仕事しかしてくれないという点です。この状態では下位互換になってしまいます。逆もしかりです。

つまり、ACアダプター、USBケーブル、“どちらも2A以上に対応している製品を結合させないと意味がない”ということになります。

充電能力としては、単純計算でも1.0Aと2.4Aでは、2倍強の差があります。

100均スマホ急速充電器-2017ダイソー

実際にどの程度の数値が出ているのか、テスターを使って検証してみました。

バラつきはあるものの、おおむね1.4~1.6Aの出力の範囲で電流を供給していました。

MAX出力2.4Aの数値は出ませんが、それでもACアダプター300円(2.4A)、USBケーブル100円(2.4A)、計400円(税別)は十分すぎるコスパといえます。

参考値として、XperiaXZ(2900mAh)を充電した場合、充電残量10%から70%までの充電時間が約60~70分程度です。

車載用USB充電シガープラグも急速充電(2.1A)対応に

100均スマホ急速充電器-2017ダイソー

ドライブやマイカー通勤、社用車での営業など、車での移動でも、いまやスマホの充電器は必須ツールです。

とくに地方は車社会のため、ちょっとした移動時間でも可能な限り充電したいと思うのがドライバー心理ではないでしょうか。

スマホの急速充電器は、この分野にも拡充されています。ダイソーでは、(シガーソケットに対応した)USB接続可能な急速充電対応シガープラグ(300円)が販売されています。

2.1A出力ですが、急速充電対応USB(2.4A)を接続すれば急速充電ツールとして使用できます。以前、1A以下(実測0.5A程度)のシガープラグを使用していましたが、それと比較すると3倍速ほどの充電スピードを体感できました。このツールもコスパに優れているので、試してみる価値はあると思います。

written by 空リュウ

関連記事-アシックス-グリップ抜群ジャパンL-生産(製造)終了関連記事:【充電器】ダイソーの500円モバイルバッテリー(3,000mAh)は使える?

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