Xperia

【Xperia10V】使用感レビュー(メリット/デメリット)

Xperia10V使用感レビュー

2023年7月発売のミドルレンジスマホ「ソニーXperia10V(マークファイブ)」。

Xperiaはフラッグシップモデルの「Xperia1」シリーズ、ハイエンドモデルの「Xperia5」シリーズがメジャーですが、それらとは一線を画した、“コスパ重視”のミドルレンジモデルが「Xperia10」シリーズです。

ミドルレンジモデルの価格帯はおおよそ4~8万円が相場。この価格帯のスマホを手に取るユーザーは「高機能は必要ない代わりに価格もそれほど高額ではないもの」を求めています。

とはいえ、それなりに今どきのスペックは備えていないと選択されない、ある意味ユーザーの目が厳しいカテゴリでもあります。

ミドルレンジモデルの中ではGoogle Pixel7aの評価が頭一つ抜けている感ですが、個人的にはXperia10Vを選択(理由は後述)。Xperia10Vを使用して感じたメリット・デメリットを忖度なしにレビューします。

カジュアルな使い方に合うミドルレンジスマホ「Xperia10V」

2022~2023年に発売されたミドルレンジスマホの中で、Xperia10Vを推せるポイントは以下です。細かい仕様を挙げるとXperia独自の便利機能は色々あるので、あくまでアウトラインについての対比です。

  • バッテリー容量:5000mAh
  • 重量:約159g
  • サイズ:約68mm×155mm×8.3mm
  • 画面輝度:約1.5倍(対Xperia10Ⅳ)

その他のスペックは個々の感性や嗜好性によって左右されますが、「カメラ」「スピーカー」は普段使いとしては必要十分な機能は備えています。可もなく不可もなく、ミドルレンジスマホとしては“それなりにふつう”のクオリティです。

バッテリー持ちが秀逸(5000mAh)

Xperia10V使用感レビュー

Xperia10Vの前に使用していた機種がXperia5(3000mAh)だったということもありますが、もっともメリットを感じた点はバッテリーの持ちの良さです。

実感としてはとにかく“タフ”です。

ライトゲームで遊び、ふつうにカメラ撮影し、ふつうにアプリを使っているぶんにはバッテリーの減りは“遅い”と実感できます。

個人的には30%に近い状態まで減ったタイミングで80%まで充電するというサイクルで使用していますが、約1.5日に一度のタイミングで充電しています。

Xperia10Vを選択した理由の一番手は、この「バッテリーの持ちの良さ」です。ハイエンドモデルのスマホは高機能なだけにバッテリーの減りが早く、個人的にはストレスがありました。Xperia10Vの5000mAhバッテリーには安心感があります。

軽量(約159g)でスリムボディ

Xperia10V使用感レビュー

Xperiaを好むユーザーの多くは、片手で扱いやすい縦長(約68mm×155mm×8.3mm)のサイズ感を重視しているはずです。

実際に手に持つと実感できますが、Google Pixelと比べて明らかに横幅がスリムです。片手操作に重きを置くユーザーにとってはこのサイズ感は絶妙。

くわえてXperia10Vは約159gで軽量というメリットがあります(Google Pixel7a:約193g)。

頻繁に手にするツールなので、軽量であることはストレス軽減にもつながります。

Xperia10Vのメリット・デメリット

Xperia10V使用感レビュー

前述しましたが、スペックという観点でいうと、バッテリー性能の向上などはあるものの、ミドルレンジスマホのジャンルではXperia10Vは“ふつう”です。

CPU「Snapdragon 695 5G」は他のミドルレンジスマホにも搭載されている標準的な仕様。

リフレッシュレートが60Hzなので、ライトゲームであれば問題ありませんが、重めのゲームをプレイしたいユーザーにとってはストレスになるはずです(90Hz以上推奨)。

Snapdragon 695 5Gはアプリとの相性によって処理が遅いときがあり、リフレッシュレート60Hzはややカクつきが出る場合があります。

XやYouTubeを使用するぶんには問題ないスペックです。

カメラ性能は超広角、望遠の点でXperiaのクオリティを保っていますが、カメラ機能単体でみると、Google Pixel7aには劣ります。逆にいうと、Google Pixel7aのカメラ性能が秀逸すぎるともいえますが。

Xperia10V使用感レビュー

また、Xperia10Vからステレオスピーカーが搭載されていてそれなりの音質を保っていますが、Dolby非搭載のせいか、音の広がり(サラウンド性)を感じません。

360 Reality Audioはヘッドホンのみ対応なので、環境によってクオリティに差があります。

Xperia10Vを普段使いのスマホとして一通り試してみた使用感(メリット・デメリット)は以下です。

【メリット】

  • バッテリー持ちが良い
  • スリムで軽量
  • 画面が明るい
  • 充電速度の向上
  • microSDでストレージ拡張可
  • 3.5mmオーディオジャック搭載

【デメリット】

  • リフレッシュレート60Hz
  • 4K動画撮影不可
  • ワイヤレス充電非対応
  • 顔認証非対応
  • 設定価格が高め

4K動画撮影を重視したり、ゲーム起動時の快適性を求める場合などは他のミドルレンジスマホを購入したほうが良いでしょう(もしくはハイエンドモデル)。

それよりも「バッテリーの持ち」「軽さ」「サイズ感」などを重視する場合はXperia10Vは満足度を高めてくれるはずです。個人的には直近でAQUOSを使用したこともありますが、トータル的に、Xperiaのクオリティには劣っていると感じました。

Xperiaの設定価格は他のスマホに比べてやや高めなので、購入する際は、ディスカウントを待つか、新品を買うよりも中古市場で「未使用」や「新品に近い」端末を狙ったほうが良いかもしれません。

written by 空リュウ

ソニー Xperia10Ⅴ (SIMフリー)
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【Xperia】バッテリーの減りが早い?(電池長持ちのコツ)

Xperia XZ-バッテリー長持ち-節約術

Xperiaに導入された「2年使っても劣化しにくいバッテリー」。

“充電の最適化技術”と“いたわり充電”を組み合わせてバッテリーの長寿命化を実現させたというのが売りですが、「バッテリーの減りが早すぎる」「電池の持ちが悪い」と感じた人は少なくないはずです。

バッテリーの長寿命化は実現されたのかもしれませんが、そもそものバッテリーの消費電力はこれとは別物。デフォルトのままではあらゆる機能が動作しているため、その消費スピードは超速です。

以下、Xperia5(Android11)を例に、不要な消費電力を抑えるための設定についてまとめました。細かい項目は異なりますが、Android端末全般についても当てはまる点が多々あります。

Xperiaのバッテリーを長持ちさせるコツ

バッテリーの減りが早い要因のひとつは、端末の性能向上やAndroidOSのバージョンアップなどで、ひと昔前の端末よりも消費電力そのものの量がアップしているという点にあります。

そのうえ、デフォルトでいろんなものが動作しているので、輪をかけて電池を食っていきます。Xperiaのバッテリーの性能も上がってはいるものの、キャパは決まっているので、それならば出ていく消費電力を抑えるまで。

バッテリー消費を抑制する節電アプリなども存在しますが、効果の程度が不明瞭であり、そもそもそのアプリ自体が電池を消耗するので、個人的には推奨しません。それよりも、面倒でも個々でマメに設定を切り替えるほうが得策だと考えます。

消費電力を抑える基本的な設定として、主には、明るさの調整、バックグラウンドでの各機能の停止、不要なアプリのアンインストールまたは無効化、アカウント同期の停止などがあります。

特に、アンインストールできない不要アプリの「アプリの無効化」、Googleアカウントの「同期項目の停止」は必須の設定です。

以下は、それぞれの電池消費節約方法です。なお、日常使用する設定の切り替えとして、「Wi-Fiのオン/オフ」「GPSのオン/オフ」「画面縦横回転表示のオン/オフ」などは当然の操作として割愛しています。

Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(1) 明るさ・画質を抑える

バッテリー減りが早い-電池持ちが悪い-長持ちのコツ(1)

【設定→画面設定】

ディスプレイの彩度を上げれば上げるほど、消費する電力は増します。明るさや彩度を下げすぎると見づらくなりますが、ある程度落としたほうが良いでしょう。

  • 「画質設定」→スタンダードモードに
  • 「明るさのレベル」→ある程度まで下げる
  • 「明るさの自動調節」→オフに
  • 「画面消灯」→バックライト消灯時間を短めに
  • 「サイドセンス」→オフに
  • 「片手モード」→オフに
  • 「スマートバックライト」→オフに
  • 「ナイトライト」→オフに
  • 「スクリーンセーバー」→オフに

Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(2) 不要なアプリの無効化

バッテリー減りが早い-電池持ちが悪い-長持ちのコツ(3)

【設定→アプリと通知→アプリをすべて表示→(個別アプリ)】

Xperiaにデフォルトでプリインストールされているアプリの中には、アンインストールできないアプリも多数あります。

これらのアプリは常に動作しているものもあるので、無駄な電池消費を抑えるためにもアプリを無効化し、動作を停止させたほうが良いでしょう。

「無効にする」のボタンをタップすると、「このアプリを無効にすると、関連性のある他のアプリが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合があります」というアラートが表示されますが、かまわず「アプリを無効にする」をタップします。

アラートが示すような症状はまず出ませんが、万が一そのような症状が出た場合は「有効にする」をタップすれば再び動作させることができます。

参考まで、auのWebサイトには以下の表記があります。

アンインストールできない一部のアプリやサービスを無効化することができます。無効化したアプリはアプリ画面に表示されず、実行もされなくなりますが、アンインストールはされません。

  • アプリを無効化した場合、無効化されたアプリと連携している他のアプリが正しく動作しないことがあります。再度有効化することで正しく動作します。

ドラマ-リバース-湊かなえ-藤原竜也-感想-第1話関連記事:【Xperia X/XZ系】アプリの無効化(電池長持ちのコツ)

Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(3) STAMINAモードをオンに

バッテリー減りが早い-電池持ちが悪い-長持ちのコツ(4)

【設定→バッテリー→STAMINAモード】

Xperiaには、あらかじめ設定しておいた数値まで電池残量が減ると「STAMINAモード」を発動させる機能が搭載されています。

STAMINAモードをオンにすることで、(電池の消費を抑えるために)各機器の動作と一部の機能を制限することができます。

緊急時に有効な機能なので、STAMINAモードを有効に活用したほうが得策です。

STAMINAモード発動後、通常のパフォーマンスに戻すためには、設定した数値を上回るまで電池残量を回復させる必要があります。

STAMINAモードの節電レベルを設定

バッテリー減りが早い-電池持ちが悪い-長持ちのコツ(5)【設定→バッテリー→STAMINAモード→節電レベル】

さらに、節電レベルを設定することで、STAMINAモードを強化することができます。

「電池持ちを優先したい」に設定すると、STAMINAモード発動後は、描画速度が遅くなり、アニメーションや画面の明るさも制限され、明らかに電池の消耗を抑えたパフォーマンスとなります。

STAMINAモードは残量がきわめて少ない状態で発動される機能なので、「電池持ちを優先したい」に設定し、積極的に電池の消耗を抑えたほうが良いでしょう。

Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(4) いたわり充電をオンに

バッテリー減りが早い-電池持ちが悪い-長持ちのコツ(6)

【設定→バッテリー→いたわり充電】

Xperiaに搭載されている「いたわり充電」は、“ユーザーの充電の習慣を学習して充電速度を調節し、バッテリーの性能をより良い状態に保つことでバッテリーの寿命を延ばす”という機能です。

目先のバッテリーの減りを抑える機能ではありませんが、先々を見据えれば必須の設定であることは間違いありません。

Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(5) モバイルデータの使用をオフに

バッテリー減りが早い-電池持ちが悪い-長持ちのコツ(8)

【設定→アプリと通知→アプリをすべて表示→(個別アプリ)→モバイルデータとWi-Fi】

Wi-Fiをオフにしている状態で、キャリア等のパケット通信を使用する場合、バックグラウンドで動作しているアプリの通信をオフにすることができます。

知らない間にバックグラウンドで勝手に動作しているアプリは、パケット使用と電池消耗の両面でマイナスです。

アプリ単位で設定しないといけないので少し面倒ですが、電池消耗を抑えるためには必須の設定なので、一度すべてのアプリを見直してみたほうが良いでしょう。

Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(6) バックグラウンドアクティビティをオフに

バッテリー減りが早い-電池持ちが悪い-長持ちのコツ(9)

【設定→アプリと通知→アプリをすべて表示→(個別アプリ)→バッテリー】

アプリのバックグラウンド動作を制御することで電池の消耗を抑えることができます。

アプリ単位で設定するのは面倒ですが、電池の持ちを優先させるならバックグラウンドアクティビティをオフにしたほうが良いでしょう。ただし、アラームなど、オフにすると起動しないアプリも存在するので、状況に応じてオン/オフの切り替えが必要です。

設定メニューの全項目を一度はチェック

上記各項目の設定は必須ですが、これら以外にも一度「設定」の全項目をチェックしてみることをお勧めします。

Xperiaでは、端末の使用状況をソニーに送信する項目(設定→デバイス情報→詳細な診断データ)などもあるので、自分が使っている端末にどんな機能が備わっているのか一度知っておいたほうが無難です。

written by 空リュウ

関連記事:【Xperia X/XZ系】アプリの無効化(電池長持ちのコツ)

関連記事:【スマホ充電】バッテリーの寿命を長持ちさせるコツ

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【Xperia】アプリの無効化(電池長持ちのコツ)

Xperia-Androidアプリ無効化

バッテリーの長寿命化を実現させたXperia X/XZシリーズ。

いたわり充電の導入などでバッテリーは保護されていますが、一方で、電池の持ちが悪いという評価も多く聞かれます。事実、デフォルトの状態では不要な機能がバックグラウンドで動作しているため、これらを停止させない限り、無駄に電池を消耗し続けます。

ドラマ-リバース-湊かなえ-藤原竜也-感想-第1話関連記事:【Xperia X/XZ系】バッテリーの減りが早い?(電池長持ちのコツ)

とりわけ、(プリインストールされている)不要なアプリをアンインストールする作業は必須。さらに、アンインストールできないアプリは無効化して停止させます。この設定をしない限り、Xperia X/XZシリーズのバッテリー残量はあっという間に減っていくでしょう。

Xperia X/XZ(Android)端末で無効化すべきアプリ

無効化する前に、まずは不要なアプリをアンインストールします。無効化は、あくまでアンインストールできないアプリへの対処です。

不要アプリのアンインストールが完了したら、「設定→アプリと通知→アプリ情報」でアプリの一覧を表示させます。このとき、右上の「…」から「システムを表示」を選択して、すべてのアプリを表示させます。

Xperia-Androidアプリ無効化

「無効にする」のボタンをタップすると、「このアプリを無効にすると、関連性のある他のアプリが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合があります」というアラートが表示されますが、かまわず「アプリを無効にする」をタップします。

アラートが示すような症状はまず出ませんが、万が一そのような症状が出た場合は「有効にする」をタップすれば再び動作させることができます。

参考まで、auのWebサイトには以下の表記があります。

アンインストールできない一部のアプリやサービスを無効化することができます。無効化したアプリはアプリ画面に表示されず、実行もされなくなりますが、アンインストールはされません。

  • アプリを無効化した場合、無効化されたアプリと連携している他のアプリが正しく動作しないことがあります。再度有効化することで正しく動作します。

アプリの無効化(対象アプリ一覧)

以下は電池の減りを抑えるために、個人的に無効化させたアプリの一覧です※。Xperia XZ(au/Android8.0)を例にピックアップしていますが、その他のAndroid端末でも類似のアプリが対象になるはずです。

※使用しているアプリは無効化すると使えなくなります。ふだん使っているアプリは無効化せず、“使わないアプリ”を無効化します。

アドレス帳プラス
あんしんフィルター for au
ウィキペディアプラグイン
うたパス
カーナビデータ通信設定
カレンダー
カレンダーの保存
クリエイティブエフェクト
シンクコール
セットアップウィザード
セットアップガイド
ドキュメント
ドライブ
ニュースパス
ビデオ(Xperia)
フォト
フォトスライドショー
ブックパス
ブックマークプロバイダー
ベーシックスリープモードアプリ
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通話履歴のバックアップと復元
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