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Xperiaに導入された「2年使っても劣化しにくいバッテリー」。
“充電の最適化技術”と“いたわり充電”を組み合わせてバッテリーの長寿命化を実現させたというのが売りですが、「バッテリーの減りが早すぎる」「電池の持ちが悪い」と感じた人は少なくないはずです。
バッテリーの長寿命化は実現されたのかもしれませんが、そもそものバッテリーの消費電力はこれとは別物。デフォルトのままではあらゆる機能が動作しているため、その消費スピードは超速です。
以下、Xperia5(Android11)を例に、不要な消費電力を抑えるための設定についてまとめました。細かい項目は異なりますが、Android端末全般についても当てはまる点が多々あります。
Xperiaのバッテリーを長持ちさせるコツ
バッテリーの減りが早い要因のひとつは、端末の性能向上やAndroidOSのバージョンアップなどで、ひと昔前の端末よりも消費電力そのものの量がアップしているという点にあります。
そのうえ、デフォルトでいろんなものが動作しているので、輪をかけて電池を食っていきます。Xperiaのバッテリーの性能も上がってはいるものの、キャパは決まっているので、それならば出ていく消費電力を抑えるまで。
バッテリー消費を抑制する節電アプリなども存在しますが、効果の程度が不明瞭であり、そもそもそのアプリ自体が電池を消耗するので、個人的には推奨しません。それよりも、面倒でも個々でマメに設定を切り替えるほうが得策だと考えます。
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消費電力を抑える基本的な設定として、主には、明るさの調整、バックグラウンドでの各機能の停止、不要なアプリのアンインストールまたは無効化、アカウント同期の停止などがあります。
特に、アンインストールできない不要アプリの「アプリの無効化」、Googleアカウントの「同期項目の停止」は必須の設定です。
以下は、それぞれの電池消費節約方法です。なお、日常使用する設定の切り替えとして、「Wi-Fiのオン/オフ」「GPSのオン/オフ」「画面縦横回転表示のオン/オフ」などは当然の操作として割愛しています。
Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(1) 明るさ・画質を抑える
【設定→画面設定】
ディスプレイの彩度を上げれば上げるほど、消費する電力は増します。明るさや彩度を下げすぎると見づらくなりますが、ある程度落としたほうが良いでしょう。
- 「画質設定」→スタンダードモードに
- 「明るさのレベル」→ある程度まで下げる
- 「明るさの自動調節」→オフに
- 「画面消灯」→バックライト消灯時間を短めに
- 「サイドセンス」→オフに
- 「片手モード」→オフに
- 「スマートバックライト」→オフに
- 「ナイトライト」→オフに
- 「スクリーンセーバー」→オフに
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Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(2) 不要なアプリの無効化
【設定→アプリと通知→アプリをすべて表示→(個別アプリ)】
Xperiaにデフォルトでプリインストールされているアプリの中には、アンインストールできないアプリも多数あります。
これらのアプリは常に動作しているものもあるので、無駄な電池消費を抑えるためにもアプリを無効化し、動作を停止させたほうが良いでしょう。
「無効にする」のボタンをタップすると、「このアプリを無効にすると、関連性のある他のアプリが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合があります」というアラートが表示されますが、かまわず「アプリを無効にする」をタップします。
アラートが示すような症状はまず出ませんが、万が一そのような症状が出た場合は「有効にする」をタップすれば再び動作させることができます。
参考まで、auのWebサイトには以下の表記があります。
アンインストールできない一部のアプリやサービスを無効化することができます。無効化したアプリはアプリ画面に表示されず、実行もされなくなりますが、アンインストールはされません。
アプリを無効化した場合、無効化されたアプリと連携している他のアプリが正しく動作しないことがあります。再度有効化することで正しく動作します。
関連記事:【Xperia X/XZ系】アプリの無効化(電池長持ちのコツ)
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Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(3) STAMINAモードをオンに
【設定→バッテリー→STAMINAモード】
Xperiaには、あらかじめ設定しておいた数値まで電池残量が減ると「STAMINAモード」を発動させる機能が搭載されています。
STAMINAモードをオンにすることで、(電池の消費を抑えるために)各機器の動作と一部の機能を制限することができます。
緊急時に有効な機能なので、STAMINAモードを有効に活用したほうが得策です。
STAMINAモード発動後、通常のパフォーマンスに戻すためには、設定した数値を上回るまで電池残量を回復させる必要があります。
STAMINAモードの節電レベルを設定
【設定→バッテリー→STAMINAモード→節電レベル】
さらに、節電レベルを設定することで、STAMINAモードを強化することができます。
「電池持ちを優先したい」に設定すると、STAMINAモード発動後は、描画速度が遅くなり、アニメーションや画面の明るさも制限され、明らかに電池の消耗を抑えたパフォーマンスとなります。
STAMINAモードは残量がきわめて少ない状態で発動される機能なので、「電池持ちを優先したい」に設定し、積極的に電池の消耗を抑えたほうが良いでしょう。
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Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(4) いたわり充電をオンに
【設定→バッテリー→いたわり充電】
Xperiaに搭載されている「いたわり充電」は、“ユーザーの充電の習慣を学習して充電速度を調節し、バッテリーの性能をより良い状態に保つことでバッテリーの寿命を延ばす”という機能です。
目先のバッテリーの減りを抑える機能ではありませんが、先々を見据えれば必須の設定であることは間違いありません。
Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(5) モバイルデータの使用をオフに
【設定→アプリと通知→アプリをすべて表示→(個別アプリ)→モバイルデータとWi-Fi】
Wi-Fiをオフにしている状態で、キャリア等のパケット通信を使用する場合、バックグラウンドで動作しているアプリの通信をオフにすることができます。
知らない間にバックグラウンドで勝手に動作しているアプリは、パケット使用と電池消耗の両面でマイナスです。
アプリ単位で設定しないといけないので少し面倒ですが、電池消耗を抑えるためには必須の設定なので、一度すべてのアプリを見直してみたほうが良いでしょう。
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Xperiaの電池を長持ちさせるコツ(6) バックグラウンドアクティビティをオフに
【設定→アプリと通知→アプリをすべて表示→(個別アプリ)→バッテリー】
アプリのバックグラウンド動作を制御することで電池の消耗を抑えることができます。
アプリ単位で設定するのは面倒ですが、電池の持ちを優先させるならバックグラウンドアクティビティをオフにしたほうが良いでしょう。ただし、アラームなど、オフにすると起動しないアプリも存在するので、状況に応じてオン/オフの切り替えが必要です。
設定メニューの全項目を一度はチェック
上記各項目の設定は必須ですが、これら以外にも一度「設定」の全項目をチェックしてみることをお勧めします。
Xperiaでは、端末の使用状況をソニーに送信する項目(設定→デバイス情報→詳細な診断データ)などもあるので、自分が使っている端末にどんな機能が備わっているのか一度知っておいたほうが無難です。
written by 空リュウ
関連記事:【Xperia X/XZ系】アプリの無効化(電池長持ちのコツ)
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