[スポンサーリンク]
大容量モバイルバッテリーが主流となっているスマホ市場。ダイソーが一石を投じている500円「3,000mAhモバイルバッテリー」は、はたして使えるツールなのか。
500円という価格設定は魅力的ですが、その性能はどれほどのものなのか、XperiaXZ(2,900mAh)を使って検証してみました。
関連記事:【スマホ充電器】ダイソーの2A急速充電器(300円)は使える?
ダイソー製500円3,000mAhモバイルバッテリーの性能は
手頃な価格で売られているモバイルバッテリーは、Amazonや楽天などでもよく見かけます。一般的にリチウムイオン電池内蔵のモバイルバッテリーは、出力を「3.6(3.7)→5V」に昇圧する必要があるため、額面通りのパフォーマンス(充電可能容量)を発揮することはまずありません。おおむね60%程度の充電能力があれば合格とみなしたほうが良いでしょう。
[スポンサーリンク]
ダイソー製500円モバイルバッテリーは3,000mAh/5V-1A/1ポート
パッケージを開けると、モバイルバッテリー本体のほか、MicroUSBケーブル(約12cm/Type-B)と取扱説明書が入っています。取説に記載されている内容は以下のとおり。
容量 3,000mAh
出力 5V1A / 入力 5V1A
保護回路設計(過電圧/過電流/過放電)
使用環境 -10℃~40℃
蓄電時間 約4時間
モバイルバッテリーのサイズは、実寸で69mm×117mm×9mm(約100g)という軽量モデル。キャッシュカードより二回りほど大きいサイズ感で、持ち運びには便利な印象です。
ただ、出力/入力共に5V1Aなので、急速充電には対応していません。また、Type-Cのスマホの場合、付属のMicroUSBケーブルでは充電できないので、別途Type-CのMicroUSBが必要です(またはType-Cのコネクタを接続するなど)。
[スポンサーリンク]
4段階LEDランプで電池残量を表示
モバイルバッテリー本体のサイドにあるボタンを押すと、電池残量がLEDで表示されます。
残量表記は、4メモリ100%換算で、それぞれランプ1で0~25%、ランプ2で25~50%、ランプ3で50~75%、ランプ4で75~100%とのこと。
充電は、MicroUSBケーブルを接続して、サイドボタンを押すと開始になります。
個人的には、この4段階LEDランプは、500円モバイルバッテリーとしては良心的かつ十分な機能と感じます。
[スポンサーリンク]
ダイソー製500円モバイルバッテリーの充電能力は約1,770mAh
以下は、ダイソー製500円モバイルバッテリーをフル充電し、電池残量5%になったXperiaXZ(2900mAh)を充電した結果です。
- XperiaXZ電池残量5%から充電開始
- XperiaXZ電池残量66%でモバイルバッテリーの全メモリ消灯
- 約61%充電(約1,770mAh相当)
- 充電時間 約90分
額面3,000mAhのモバイルバッテリーとしては、1,770mAhは約59%ですが、目安となる60%のパフォーマンスをクリアしていると考えても良いでしょう。
数値から判断すると、ダイソー製500円モバイルバッテリーは、緊急用として十分使える製品です。参考まで、1,770mAhは、iPhone5であればフル充電できる容量です。
また、軽量でスペースを取らないという点も、持ち歩きには不満を感じません。
[スポンサーリンク]
放充電サイクル数(耐久性)には疑問符
フル充電後、使っていない期間が長くなると、放電されて充電残量が0になります。ダイソー製500円モバイルバッテリーはその傾向が顕著。数日放置していると、急激に放電されています。
また、繰り返し使用した体感としては、その耐久性にも疑問符がつきました。計10回もフル充電していませんが、ダイソー製500円モバイルバッテリーをフル充電後、残量が20%以下になったXperiaXZを充電しても前述の性能からは明らかに劣化。瞬く間にモバイルバッテリーの残量が0になり、その機能を果たしていません。
応急処置のツールとしては安価で使えますが、常用のツールとしてはサブ的に持っておくという使い方になりそうです。
written by 空リュウ
関連記事:【スマホ充電器】ダイソーの2A急速充電器(300円)は使える?
[スポンサーリンク]