【連続ドラマW】「誤断」を観た私見・感想

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WOWOW-連続ドラマW-誤断-感想

WOWOW連続ドラマW「誤断」(2015年、主演・玉山鉄二)は、原作・堂場瞬一の同名小説を映像化した作品です。

人は常に判断をすることで前に進んでいる

人は進むべき道を誤ることがあるのか。今いる自分は、歩むべき道程をたどってきたのか──。

大手製薬会社に勤める槙田(玉山鉄二)は、上司である安城(小林薫)の指示に従ううちに、自社が薬害事件に関与している可能性があることを知ります。安城の指示に不審を抱きつつも、槙田は幾多の判断を迫られます。どのタイミングで自分の信念を貫き、どの道を選ぶのか。

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抱えている問題が、自分ひとりで解決できるキャパを超えていると気づいたとき、人はどうするのか。薬害の隠蔽、被害者家族との示談を指示された槙田は、問題を吐露する相手として、ある人物を選びます。

“誤断”を回避すべくその人物に助けを求めますが、悩み続ける槙田に予想外の展開が待ち受けています。

歩むべきではない道に足を踏み入れたと知ったとき

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自らの判断が誤断だったと気づき、取り返しのつかない重大なミスを犯していることを悟ったときに人はどうするのか。

犯したミスを告げるのか、または自力で挽回する方法を選ぶのか──。

槙田が足を踏み入れた道の未来が徐々にかたちとなって表れてきます。

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本作は、製薬会社副社長の安城がさばいていく事案が中心となり、ストーリーが展開していきます。過去に起きた薬害事件の真相が明らかになったとき、槙田は安城が歩んだ足跡を知り、今自分が足を踏み入れている道を知ることになります。

信念を貫こうとする槙田の立場に自分を置き換えて観るのか、安城の歩んだ足跡に浸って観るのか、人それぞれの視点があるはずです。

個人的には、気づいたときには俯瞰で安城の立ち位置から話の流れを観ていました。何かを犠牲にしても歩まなければならない道があるとしたら、自分の場合はどんな道か。個々の判断でいろんな視点から鑑賞できる作品ではないでしょうか。

written by 空リュウ

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